大学入学共通テストって何?
今更ながら大学入学共通テストって何なのか。
受験を控えている高校3年生ともになるとある程度理解はしていると思いますが、
(いや理解していないと大変ですけど…)
まだ高校2年生、高校1年生であれば、
なんとな~くしか知らないかと思いますので、
ご説明しますね。
まずセンター試験って聞いたことありますか。
すご~く簡単に言うと、主に国公立大学の受験するうえで、第一関門として、
1月に受けるテストです。
その点数をもって、それぞれの大学の二次試験の点数と合算して、
合否を決める。
というのが、昨年(2019年度)までは行われていました。
それが2020年度(実施は2021年1月)からセンター試験が、
大学入学共通テストという名称が変わり、
出題形式も変わったりします。
センター試験は全部マーク(選択式)だったものが、
大学入学共通テストでは記述式問題を導入します。
というのが大きなポイントでした。
え!なぜ過去形なの?
というと、知っている人も多いかもしれませんが、
記述式問題はなくなりました。
色々事情があったのですが、
ざくっというと、
採点に時間がかかる。
採点に平等性を取れるのか疑問。(まぁ出来ないでしょうっていうのが大半の声)
といったところ。
なので、当面はマーク式のままということになりました。
ある意味よかったですね。
でもそれ以外は当初大学入学共通テストとはこういうものですよ~と
言われていたことは変更ありません。
それは何かというと
大学入学共通テストはセンター試験よりも難易度が上がる!
センター試験は問題を作るにあたり、
平均点が6割程度になるように作成されておりました。
それが、大学入学共通テストでは、
平均点が5割程度になるように作成される予定です。
1割も難しくなるというのは、結構大きいですよね。
大方の予想では、旧帝国大を狙うような受験生たちには、
さほど、このような1割程度の難易度が上がっても、
ダメージが大きく響くようなことはなさそうです。
問題難易度が上がっても、所詮は教科書から出ることには変わりません。
また、これくらいの難易度で成績がぐらつくようでは、
厳しい言い方すると二次試験どころではないです。
では、どういった受験生が打撃を受けるのかというと、
学力中位層以下です。
偏差値60未満の大学を目指す受験生らは、
厳しい結果になるのではないかと思われます。
基礎力はあっても、応用力がしっかりついていなかったら、
大学入学共通テストを攻略するのに手こずるのではないかと予想します。
2020年は特にコロナの影響もあり、
基礎力をつけるので精いっぱいの学習状況になるかと思います。
進学校であれば、学習進度が早く進めてくれるので、
秋以降にかけて応用力をつける時間はなんとか取れるかもですが、
理科、社会は12月ギリギリまで履修するのに、かかることも大いに考えられますので、
復習する時間もわずかで、苦戦を強いられてしまうかもしれませんね。
今これを読んでいる君、 なるべく早めに教科書範囲は終わらすことを目指しましょうね。
次に大きな変更でいうと、
全部の教科で読解力が必要
になります。
ん?
読解力って英語や国語はそりゃあそうでしょうが、
数学、社会、理科は関係ないでしょう?
数学なんて、式があって、解くだけでしょ?
社会なんて覚えていれば、なんとかなるでしょ?
理科なんて読解なんてよりも知識があれば大丈夫でしょ?
と思っていたら大間違いですよ!!
センター試験と違い、
ただ、式があって公式を使って解く、
何の事件や人物かと選択する
などと簡単に導き出せるわけではなく、
まず、何が問われているのかを判断しなければならない!
というのが、大学入学共通テストの特色です。
英語の変更点としては、
大きく2つに絞ると
一つ目は
リスニングの配点が大きくなる!
これはリスニング力を今後重視するということです。
センター試験はリーディング200点、リスニング50点でしたが、
大学入学共通テストは
リーディング100点、リスニング100点となり。
1:1の比率で、一緒になりました。
これは大きな事件ですね。
でも、ちょっと待ってみましょう。
確かに比率は1:1ということが大体的に取り上げられるだけで、
リスニングを頑張らないといけない!
となり、中には英会話教室に通わないと!という生徒までいましたが、
ちょっと待ってください!
自分の目指す大学の配点がどうなっているのか調べてみましょう!
確かにリスニングを重視する大学は増えてきたことは事実です。
が、大学によっては、
大学入学共通テストの配点を決めることを独自にでき、
リーディングとリスニングがどういった比率になるのか調べてみましょう。
例年通り、リーディング:リスニングが3:1や4:1といった大学もあります。
今一度自分が目指す、受ける予定の大学は自分でチェックすることを忘れずにしましょうね。
もう一つ英語の大きな変更点が、
発音・アクセント・語句整序などの、文法を問うような単独問題は、出されなくなります。
なら、文法なんて勉強しなくていいだ!やった~!
ではもちろんないですよね。
じゃあ、どんな問題が出される予定なのかというと、
全部読解問題です。
正直、個人的にはうわぁ~~~~~~~~~!
っていうくらい嫌だなぁと思いました。
80分間、ずっと長文読解なんて、しんどい以外ないですからね。
ですから、文法をしっかりつけておかないと、
点数は取れなくなるので、
にわか仕込みでは歯向かえなくなるのは簡単に想像できますよね。
と色々書いてきましたが、
細かなことを言い出したら、
まだまだ書ききれないです。
書いても問題ありませんが、
多分、もう見飽きてますよね。(笑)
というわけで、大学入学共通テストは、
センター試験と大きな変更点があり、
学力中位層以下の生徒たちにとっては、
大きな壁となることは間違いないと思います。
学力上位層が余裕で、大丈夫だよねということではないので、
もちろん油断は禁物ですよ。
過去問もない大学入学共通テストですので、
対策をすることはとても大変です。
あまり、参考書も出ているわけではないので、
やはり、各予備校主催の模試を受けて対策することが、
大切です。
各模試も下手な問題は出せないはずですし、
むしろこんな問題で来るだろうと、
各会社の意気込みもあるでしょう。
優良な問題かどうかは別として、
時間配分なりもそこで培われるものですので、
うまいこと利用して、対策に使いましょうね。
一つ言えることは、
受験生はみんな同じ条件下ですので、
あれこれ、テクニックに頼らず、
しっかりと学力を上げて、
本番に迎えるようにしましょうね。
いつも最後に書いてますが、
受験勉強は「急がば回れ」です!
下におすすめ参考書を載せておきますので、
よければ参考に!
大学入学共通テスト 英語[リーディング]の点数が面白いほどとれる本 価格:1,540円 |
CD2枚&音声ダウンロード付 大学入学共通テスト 英語[リスニング]の点数が面白いほどとれる本 [ 竹岡 広信 ] 価格:1,760円 |
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