知ってる?点数配分からわかる科目の重要性
受験生の多くは勉強をやるうえで、
昨年までのセンター試験のデータを調べてますよね。
例えば、志望大学のボーダーラインが80%として、
基礎から応用に向けて、
着々と頑張っているかと思います。
8割以上を取れるように頑張ろう!みたいに。
それが間違っているとは思えませんし、良いかと思います。
ただ、それ以外に重要なことがあるので、
知っておいてほしいことがあります。
それは何かというと・・・
改めて、志望校の配点は調べていますか?
二次配点の点数配分は把握してますか?
そんなのは自分が受ける大学だから調べてますよ!
何言ってるんですか!?
と自信満々に言ってくれるならひとまずOKです。
夏休みも終わり、試験本番まで半年も過ぎたので、
そろそろ共通テストのレベルはクリアし、
二次に向けてより演習量を稼ぎたいところですよね。
そこで質問です。
志望校の最低合格点は把握していますか?
これを調べている生徒は意外と結構少ないんです。
共通テストと二次試験の点数は把握はしているけども、
総合計点を何点取らないといけないのか。
大学受験はたかが1点、2点で、
大きく合格、不合格との差が出てしまう怖い戦いです。
試験の傾向と対策はいろんな情報が飛び交っているので、
入手しやすく、見ていることと思いますが、
より具体的に、
何を
どれだけ
頑張らないといけないのか、
を明確にすることが大事です。
例えば、
共通テストが
英:100 数:150 国:100 地歴公民:75 理:100 (合計525点)
二次試験が
英:200 数:250 理:200(合計650点) 総合計1175点
という点数配点だったとします。
共通テストボーダーが仮に80%として、
最低合格点が820点だったとしましょう。
これからわかることは一番取り組むべき科目は何でしょう。
1/3以上占めてある数学ですね。
共通テストの目標点が
英:80 数:130 国:70 地歴公民:55 理:80 (合計415点 共通テスト79%)
と仮定します。
そして、上記の合格最低点(820点)から共通テストの点(415点)を差し引くと
405点ですね。(あくまで合格最低点です)
そしてここから
二次試験の目標点を考えます。
英語は6割を目指すと120点(200点満点)
数学は頑張って7割を目指して175点(250点満点)
となると理科は110点となります。
あくまでこれは合格最低点ですので、
それ以上を目指すことにしましょうね。
このように考えて
どの科目を今の実力から上の目標点を取るために、
どう頑張らないといけないかが見えてきましたね。
やみくもに勉強するのではなく、
どの科目を、何点を取るために、
得意なところ、不得意なところをどう攻略していくのか、
を考えて、これからの時間を過ごしてみましょう。
時間がドンドン過ぎてしまい、焦ってしまうことも大いにあるかもしれませんが、
しっかりと今の立ち位置を見て、
対策を打っていくようにしましょうね。
「急がば回れ」ですよ。