模試の活用法 考え方編
前回では模試の活用法1として、
模試の結果の見方を説明しました。
今回は受ける前段階のある個所の活用法をお伝えします。
志望校の選び方
例えば大阪大学 経済学部を第一志望とした場合に、まずは1つ目の枠として第一志望校の大阪大学 経済学部を選択しますよね。
2つ目はどうしますか?
阪大の経済も気になるけど、法学部もどうだろう。
うーん、外国語も気になるなぁ。
あ!ついでに文学部も。
まぁあとはなんとなく神戸大学の経済、経営、法、国際人間、後は併願するかもの同志社大学の同じ学部かなぁ。
という生徒が結構います。
ここで注意!
仮に第一志望の大阪大学 経済学部の判定はおそらくAもしくはBを狙える自信が8~9割あるのならいいでしょう。
が、
ただ志望が大阪大学経済学部であって、今の実力がそこに達していないのであれば、
上に記載されたような志望順に枠を埋めていくのは一旦やめておきましょう。
えぇ~、行きたいところを書くことに何が間違っているの?
という声が聞こえてきますが、
理由はこれ!
今の自分の立ち位置を知るために判定を使う
これです!!
同じレベル感のものを書いて、返ってきたときの判定はほぼ、同じものになっているはずです。
であれば、せっかくめんどくさい、お金を払って、時間を使って模試を受けたのに、
同じ判定ばっかだとみる気を失せますよね。
これが見事にEEEEEEEEEとなれば、誰だって凹みますよね。
そうしないためにレベルを分けていきます。
よく予備校などでは、
- 目標(挑戦)校
- 実力相応校
- 安全校
のこの3つに分けて大学を選びなさい、と言われています。
ん?この3つの意味何??
今からご説明しましょう!
1つ目 【目標(挑戦)校】とは?
読んでのごとく、目標とする、挑戦とする大学です。
簡単に言えば、第一志望校のことです。
まぁ現実問題D判定くらいまでとか出ればといった感じですね。
上の生徒の場合を例でいくと、大阪大学 経済学部ですね。
このレベル感の大学をあと2~3つ選択するようにしましょう!
2つ目 【実力相応校】とは?
これも読んで字のごとく、自分のレベルに合った大学ですね。
判定で言えば、「C」を取れるレベルあたりです。
ここで国公立大学狙いの子でも、私立大学を1つ以上は入れて、
3候補くらい入れてみましょう。
3つ目 【安全校】とは?
安全というと語弊が出てきてしまいそうですが、
まぁ平たく言うとBもしくはAを取れるところです。
ここを2つくらい入れて、
○○大学は自分なら確実に合格できるんだ!というお守り替りとして知っていくことが、
何よりの安心材料になります。
というのも、全部判定がEであった場合、
いやぁ、レベル高いところばっか書いたし、仕方ないでしょ。
てか、そんな低い大学なんて行かねぇし。
といった声が上がることはよくあります。
確かに行く行かないの判断は個人、家庭によるものなので、
そこまで介入して、あぁだこうだというつもりはありませんが、
今の自分の立ち位置をしっかりと把握することも、
模試を受けたメリットとして使ってもよいのではないですか?
模試をうまく使いこなせた生徒ほど、
成績の上げ方、伸び具合が変わるというのはよくある話です。
それはつまりは、よく自分のことを分析するということであり、
次の勉強に活かすからです。
しんどく、辛い受験勉強ですが、
何か一つでも明るいものを持って勉強に活かしてくれて、
このブログを使ってもらえると嬉しいです。
次回は、また勉強方法についてお伝えしますね。