模試の活用法
今回は、少し勉強とは離れて、模試の活用法についてお話します。
模試といえば、進研模試、全統模試、東進模試、駿台模試・・・とありますよね。
受験生であれば模試を一度も受けたことがない生徒というのはほぼほぼいないと思います。
せっかく、時間、お金、労力を使ってまでした模試をただ、点数や偏差値、判定だけを見て、終わるってなるとものすごくもったいないです。
なので、今回は役に立つ見方を説明しますね。
点数や成績は一喜一憂して終わり
確かに自分が受けた科目の点数や偏差値は一番最初に書いてある項目で、誰しもが気になるところですよね。
数値化されていて、最もわかりやすい!
英語が偏差値65でやったぁ!
数学が偏差値50切ってしまった。。。
そして、次に判定はいかにか!?というところ。
A取れたらやったぜ!
Bもまぁまぁ。Cならなんとか。Dはやばい。Eは・・・
と大体はこの辺を見て、終わりという生徒が大半かと思います。
中にはちゃんと各科目の大問ごとの成績なり、をしっかりと分析する生徒もいますが、
かなりの少数派かと思います。
じゃあ、どこを見るのか。
設問別成績を把握せよ
科目別にどの分野を補強すればよいのかが確認すること!
つまりは勉強すべき単元がここでわかるのです。
配点、自分の得点、平均点が書いてあるので、
まずは平均点と自分との差が大きいところから当たっていくというのが
手っ取り早いですね。
平均点以上取れている単元を強化してもそこでライバルとの差をつけるよりは、
平均点との差が悪く広がっているところを補強する方が、
いいのはわかりやすいはず!
満点を目指すよりかはまずはみんなと同じ点数を取ることが先決です。
次に第一志望校の一段階上(自分がC判定なら、B判定のライバル)との差がどれくらいあるのかを見る!
これも上記と内容はかぶりますが、
同じ志望校で同じ学部を狙っているリアルなライバルとの差が設問ごとに
点数差がわかるので、
勉強の取り組み方がここでも把握できますね。
やみくもに数学が悪かったから、数学をやるぞ!
ではなく、確立が悪かったから、確立をやるぞ!
といったように、自分の何が弱点なのかをしっかり把握できるので、
そういった使い方を模試ではしましょう!
判定はC以上を狙う!
意外とこれまた錯覚している生徒がいます。
判定となるABCDE判定を均等に別けて出していると錯覚してる生徒がいます。
それ、違うよ!
とすぐに訂正を入れます。
残念なことにE判定を取ってしまった生徒との話をするときに、
分布図なるものが用紙の下半分くらいは占めているとは思いますが、
E判定の数やたらと多くないですか???
反対にA判定はちょこんと数少ないよね。
均一に割り振られているのならば、そうはならないはず!
よく生徒に言うのが、C判定を第三回目の模試の時には取るようにと強くいっています。
志望校でC判定取れるまでいければ、実力は50%に乗ったものとみなされています。
50%ってことは半分じゃん!
と言われかねないが、50%もあれば十分勝負できます!
第三回目の模試の判定が出るのは大体11月末くらい。
それ以降も私立大学でも2か月弱、国公立だと3か月弱本試験までに時間はあるので、
現役生はまだまだその先も伸びる可能性は十分に高いです。
またC判定以上を取っている生徒で、志望校に合格するのは例年見ていても50%よりも多いです。
多めにみれば7、8割近くは合格しています。
なので、まずはC判定以上を秋に予定されている第三回目の模試で取れるように、
そのために、
自分の状況把握に模試を利用して、
どこを勉強する必要があるのか、
自分の成績表を見て、
活用してほしいです。